犬にしつけはいらない①
要るのは思いやり☆
うちには柴犬がいます。
今でこそ天使のような優しい顔の柴ちゃんですが、昔は噛み犬寸前でした。
本の通りにすればうまくいくと思い、自分で考えなかったのが原因です。
私が高校生だった頃、我が家に犬が来ました。
そこには、家族がペットショップから買ってきた子犬が・・
kansam(なんだこの可愛い生き物は・・!)
家族からしつけ係に任命された私は、何の知識もなかったので「初めての犬のしつけ」みたいな本を買ってきてその通りにし始めました。
- 「夜寝るときはケージに入れて、夜泣きしても反応してはだめ」
- 「抱っこして嫌がってもやめたらだめ」
- 「噛んだらマズルコントロール」
- 「全身触っても嫌がらないように毎日ホールドしてマッサージ」
- 「呼んだら来るようにおやつでトレーニング」
- 「やめてほしいことをしたらダメ!やめたらいい子!と言う」
など・・
主従関係を築いて人の言うことには絶対服従させるというものでした。
しだいに・・
鳴いても誰も来てくれないので鳴かなくなり
抱っこされると緊張した顔で固まるようになりました。
さらに悪いことに引っ越した後は外で飼うことに。
常にイライラした状態で眠りも浅く
人や車に過剰にびくびくし
触られるのが大っ嫌いになりました。
触ろうとすると噛もうとする柴ちゃんにその頃は腹立たしく思い、散歩も十分ぐらいでトイレしたら帰るようなひどいものになっていました。
そして、可愛かった柴ちゃんは毛並みは悪く、食欲もなくガリガリになっていました。
ピリピリした関係。
わたしはこんな風に犬と暮らしたかったのかな・・?
自分のやりかたが間違っているのは柴ちゃんの様子を見れば一目瞭然。でも、どうしたらいいのかわからなくて途方にくれていました。
そして、しつけをやめました。
つづく